価値観の恐怖

出産予定日に合わせて出張を避けてきたので7月に入り怒涛のラッシュ中
移動時間が多いので読書に没頭しているが、今回特に気になった作品があったので備忘録的に書いておきます
新堂冬樹 「カリスマ」
宗教をまったく信じず、教徒をカモだと断言するカルト教団教祖の物語
もちろん最後に大ドンデン返しがあるんだけども、内容的には宗教と入信してしまった家族を救う家族の物語
話はグロテスクではあるがテンポも良く読むことが出来た
しかし気になったのが、そのカルト教団の勧誘方法から洗脳されてしまった教徒達
フィクションの物語がやけにノンフィクションに感じられ、教団名と教祖名を変えれば、多かれ少なかれ日本にも巣食う宗教団体の内情だと感じた
相手が嫌な事も、良いことだと教え込まれれば悪気も無く突き進む、、、しかも悪気が無いから始末に終えない
決して信教が悪いわけではなく、生きるための宗教であって、宗教の為に生きるわけではない!!間違って欲しくないね
只今、全員が発言者で日々ディスカッションをして幸せになるために、教えを乞う「家族」という中に所属している管理人でした