TERMINAL ターミナル

スティーヴン・スピルバーグ監督作品で映画館に見に行こうか迷った作品だった
主人公トム・ハンクスアメリJFK空港に向かう飛行機内で母国がクーデターにより消滅、パスポートもビザも無効になり無国籍に
意地悪な空港係官に帰国のチケットとパスポートを没収され、事実上道は閉ざされてしまう。この冒頭のシーンで映画にグッと引き込まれてしまった。
そんな主人公でも自由に動き回れる場所があった、そうイミグレから先(手間)ゲートまでだ、良く免税店があったり飲食店があったりする場所で、いつ決まるかわからないが政府の決める結果を待つことになる。
そこで繰り広げられる空港職員たちとの友情や恋、係官から受ける事実上の嫌がらせ
果たして主人公は空港から出ることは出来るのだろうか?国に帰る事は出来るのだろうかってのが趣旨
本当に緩やかなヒューマンドラマで面白く見ることが出来る作品だった。
この映画、本国アメリカではあまりヒットしていないと聞く、その原因はアメリカ人の話す言葉にあるのかな〜なんて思った
この主人公は自国の言葉しか話すことが出来ずに四苦八苦するが、母国語はどこでも通用してしまうアメリカ人にはその心細さや不安といった内面が理解できなかったんだと思う。
その辺もスティーヴン・スピルバーグ監督が皮肉たっぷりに作っている、特に理解できていないのを分かった上で英語で話しかける係官
飛び切り面白い訳ではないが心に残った作品です
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