亡国のイージス

一年前、福井晴敏の原作を読んでとても感心した作品の映画化
メッセージ性の高い原作をどこまで伝えることが出来るか、文章では伝えにくい自衛隊イージス艦」の構造をビジュアル的に伝えられるメリットをどう生かせるかなと期待してました。
結論から話すと、映画としては楽しめるレベルであると思います。
が、一般人には理解の難しい階級の話や、その役職が艦内で何をする仕事なのかといった背景が無くとても残念。
北朝鮮首謀者の目的、北朝鮮女工作員の艦への忍び込み目的、化学兵器の生い立ちなど最低限伝えるだけで映画自体の方向性が変わったのではないかと思う。
「亡国」という言葉の意味、自衛隊のありかたなど映画でもメッセージはあったが、興味を持った人は是非原作を読んで下さい。素晴らしいの一言です。